スマートフォン市場で長年続くAndroidとiOSの競争。最新の調査結果によると、iPhoneへの乗り換えが過去最高を記録し、アップルが優位に立っているようです。Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)の報告書を基に、この興味深い動向を詳しく見ていきましょう。
目次
主なポイント
- 2024年第2四半期のiPhone購入者の17%が、以前Androidユーザーだった
- この数字は過去5年間の第2四半期で最高
- 前年同期は10%で、長期間で最低だった
なぜこれが重要なのか?
- 第2四半期は新型iPhoneが発売されない時期
- 少なくとも半年以上前のモデルにもかかわらず、Androidユーザーが移行している
背景にある要因
具体的な理由を特定するのは難しいですが、以下のような要素が考えられます:
- Androidスマートフォンの魅力低下?
- iPhoneのブランド力向上?
- アップルのエコシステムの魅力?
興味深いのは、iPhoneが技術面(高速充電、120Hz画面、望遠カメラなど)で標準モデルに新機能を採用するのが遅いにもかかわらず、この傾向が見られる点です。
インドでの成長
価格に敏感なインド市場でも、iPhoneの人気が高まっています:
- 2024年3月期のアップルインドの年間売上:約1兆2800億円(80億ドル)
- 前年比33%増
今後の展望
グーグルにとって、この傾向は警鐘となるでしょう。Androidのグローバルリーダーとしての地位を維持するには、何らかの対策が必要かもしれません。
ただし、2023年全体では2022年と比べてAndroidからiOSへの移行が減少したという報告もあり、状況は流動的です。
スマガジェ編集部では、引き続きスマートフォン市場の動向を注視し、最新情報をお届けしていきます。
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