スマガジェ編集部 佐藤健太
2024年7月30日
アップルの予算志向モデル「iPhone SE」シリーズの次期モデルが2025年に登場すると噂されています。発売まではまだ時間がありますが、すでに多くの情報がリークされています。今回、韓国メディア「The Elec」の報道によると、LGディスプレイがiPhone SE 4のOLEDスクリーン供給元として新たに加わる可能性が浮上しました。
BOEが主要供給元に、LGディスプレイが続く?
報道によると、中国のBOEがiPhone SE 4のディスプレイ主要供給元となる見込みです。BOEはサムスンよりも低コストでパネルを提供できるため、入札で勝利したとされています。
興味深いのは、BOEのシェアがiPhoneシリーズの中で過去最大となる可能性があること。The Elecによると、BOEはiPhone SE 4のスクリーンの60〜70%(年間約2000万台分)を供給する見通しです。
残りのOLEDパネルは、LGディスプレイが供給する可能性が高いとされています。
iPhone 13のパネルを再利用?
The Elecの報道で特に注目すべきは、アップルがiPhone SE 4にiPhone 13のディスプレイパネルを再利用する計画だという点です。ただし、一部の機能をダウングレードして使用するとのこと。
iPhone 13のパネルを再利用することで、製造プロセスが簡素化され、アップルのコスト削減にもつながると考えられます。
サイズ調整の可能性も
先日の報道では、iPhone SE 4のディスプレイサイズが6.06インチになるとされていました。一方、iPhone 13は6.1インチです。The Elecの報道が事実だとすると、LGディスプレイはパネルをiPhone SE 4に合わせて調整する必要があるかもしれません。
中国メーカーの参入は難しそう
中国のディスプレイメーカー、TianmaもiPhone SE 4向けのパネル供給に興味を示しているそうです。しかし、同社の技術はBOEよりも劣っているとされ、現段階でサプライチェーンに加わる可能性は低いとみられています。
個人的な見解
iPhone SE 4にiPhone 13のパネルを再利用するという戦略は、アップルらしい効率的な選択だと思います。コスト削減と品質維持の両立が可能になるでしょう。
ただ、ユーザーの立場からすると、最新技術ではないディスプレイを使用することへの懸念もあるかもしれません。アップルがどのようにしてiPhone SE 4を魅力的な製品に仕上げるのか、非常に興味深いところです。
今後も、iPhone SE 4に関する情報をしっかりとフォローしていきたいと思います。