楽天モバイル、2024年のMNO契約回線数が155万件増 全契約数は830万回線突破

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楽天モバイルは2月14日の楽天グループ決算説明会において、2024年の自社回線(MNO)契約数が155万回線増加したことを発表。全契約回線数は830万回線を突破し、当初目標としていた800万〜1000万回線の最低ラインをクリアした。

目次

2024年度の成長分析

MNO契約回線の伸び

  • 年間純増:155万回線
  • 第4四半期:37.8万回線(B2B回線移管の影響を除く)
  • 主な成長要因:通信品質の改善、認知度の向上
  • 特に2024年春以降、個人向け(B2C)回線を中心に大幅な成長

解約率の動向

  • 調整後MNO契約率:1.38%
  • 市場の流動性上昇に伴い若干の上昇

全契約回線数の内訳

楽天モバイルの830万回線には以下のサービスが含まれる:

  • 個人向けMNOサービス
  • 法人向けMNOサービス
  • 法人向けBCP用途回線
  • モバイルWi-Fiルーター「Rakuten Turbo」
  • MVNE/MVNO契約

今後の成長戦略

ネットワーク品質向上

  • プラチナバンド(700MHz帯、3MHz幅)の活用による通信品質改善
  • 障害物を透過しやすい特性を活かしたカバレッジ拡大

事業シナジーの強化

  • 楽天グループのエコシステムとの連携強化
  • グループ全体の強みを活かしたサービス展開

市場への影響

楽天モバイルの継続的な成長は、日本の携帯電話市場に新たな競争をもたらしている。特に、通信品質の向上と認知度の拡大により、主要キャリアに対する競争力を着実に高めていることが示唆される。

三木谷浩史会長は説明会で、この成長トレンドを維持しつつ、さらなる顧客基盤の拡大を目指す方針を示した。プラチナバンドの活用や楽天グループとのシナジー強化により、サービスの質的向上も図っていく考えだ。

(スマガジェ編集部)

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