スマガジェ編集部 山田隆之
2024年7月30日
楽天モバイルが、過疎地域を中心とした新たなサービスを始めます。携帯ショップのない離島や山間部の郵便局約500局と公共施設で、オンラインのスマホ相談窓口を開設するのです。このサービスは8月1日から始まります。
目次
サービスの概要
- 対象:主にシニア層
- 内容:オンラインでのスマートフォン教室
- 場所:過疎地域の郵便局約500局や公共施設
- 開始日:2024年8月1日(木)
- 受講料:無料(予約制)
- 使用機器:郵便局に設置されるタブレット
開設時間
- 平日10時~17時(最終受付16時)
サービスの特徴
このサービスは、楽天モバイルが提供している「楽天シニア」という健康寿命延伸サポートサービスの一環です。専門スタッフが教材を使って、講習会形式でスマホの使い方を教えてくれます。
過去の経緯と今回の挑戦
実は楽天モバイルは、2021年から日本郵政グループと提携して郵便局内に「楽天モバイル郵便局店」をオープンしていました。しかし、これらの店舗は現在すべて閉店しています。
今回のオンラインスマホ相談窓口は、いわばそのリベンジとも言えるでしょう。過去の経験を活かし、オンラインという新しい形で再挑戦するわけです。
専門家の見解
このサービスは、過疎地域のデジタルデバイド(情報格差)解消に一役買う可能性があります。特にシニア層にとって、身近な郵便局でスマホの使い方を学べるのは大きなメリットでしょう。
ただし、オンラインでの講習が高齢者にとって適切かどうかは議論の余地があります。対面でのサポートを好む高齢者も多いでしょうから、その点が課題になるかもしれません。
今後の展望
楽天モバイルのこの取り組みが成功すれば、他の通信事業者も同様のサービスを始める可能性があります。過疎地域でのデジタル化推進に一石を投じる可能性のある、注目すべき取り組みと言えるでしょう。
今後の展開に注目していきたいと思います。