グーグルの親会社アルファベットが発表した2024年第4四半期決算は、AI関連サービスの好調により2桁成長を達成。営業収益は前年同期比12%増の964億6900万ドル(約14兆8000億円)を記録した。
目次
主要な財務指標
- 営業収益:964億6900万ドル(前年同期比12%増)
- 営業利益:309億7200万ドル(前年同期比30%増)
- 最終利益:265億3600万ドル(前年同期比28%増)
セグメント別業績
グーグルサービス
グーグルサービス全体の売上高は840億9400万ドル(前年同期比10%増)を記録。主要サービスの内訳は以下の通り:
- 検索サービス広告:540億3400万ドル
- ネットワーク広告:79億5400万ドル
- YouTube広告:104億7300万ドル
- デバイス・サブスクリプション:116億3300万ドル
クラウド事業
AIインフラと生成AIソリューションの成長により、クラウド事業は前年同期比30%増の119億5500万ドルを達成。
AI戦略の成果
スンダー・ピチャイCEOは、AIへの戦略的投資が業績を牽引したと強調。特に以下の点で成果が表れている:
- 検索サービスでの「AIによる概要」「かこって検索」機能によるユーザーエンゲージメント向上
- YouTubeの視聴時間増加
- クラウド事業でのAIインフラ需要拡大
今後の展開
2025年には750億ドル規模の設備投資を計画しており、AI分野でのリーダーシップ強化を目指す。フルスタックAI戦略の継続的な展開により、さらなる成長を見込んでいる。
(スマガジェ編集部)