スマガジェ編集部 佐藤健太
2024年7月30日
こんにちは、スマガジェの佐藤です。今日は、スマートフォン業界に大きな影響を与えそうな新しい技術についてお話しします。Qualcommが新しいチップセット「Snapdragon 4s Gen 2」を発表したんです。これ、すごいんですよ。なぜかというと、超お手頃価格の5Gスマホを実現できる可能性があるからです。
1万5000円台の5Gスマホが登場?
まず、このチップの最大の特徴は、エントリーレベルのAndroidスマホでも5G対応を可能にすることです。海外メディアの報道によると、このチップを搭載したスマホは、なんと1万5000円(約$100)を切る価格で登場する可能性があるとのこと。これ、すごくないですか?
今まで5G対応のスマホって、どうしても高価格帯が中心でしたよね。それが、こんなに安く手に入るようになるかもしれないんです。
チップの中身はどうなの?
「でも、安いってことは性能も…」って思いますよね。確かに、最新のハイエンドチップには及びませんが、それなりの性能は確保されています。
- CPU:8コア構成(2.0GHzの高性能コア2個、1.8GHzの省エネコア6個)
- カメラ:デュアル16MPカメラまたは単一32MPカメラをサポート
- ディスプレイ:Full HD+にも対応
- その他:LPDDR4Xメモリ、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、USB 3.2 Gen 1、USB-C、Quick Charge 4+技術をサポート
個人的に驚いたのは、製造プロセスがSamsungの4nm技術を採用していること。これ、結構最先端の技術なんですよ。
Qualcomm announces Snapdragon 4s Gen 2 SM4635 chipset.
Specifications
Samsung 4nm process 🥴
🔳 CPU
2 × 2GHz Cortex A78
6 × 1.8GHz Cortex A55
GPU 🎮 Adreno
LPDDR4x RAM support
UFS 3.1 storage support
📱 FHD+ display 90Hz refresh rate
📸 Camera max 84MP
12bit ISP
📶 WiFi 5
-… pic.twitter.com/QanOIqRKRq— Abhishek Yadav (@yabhishekhd) July 30, 2024
Qualcommの狙いは?
Qualcomm Technologiesのモバイル端末部門上級副社長兼ゼネラルマネージャーであるChris Patrick氏は、こう語っています:
「Snapdragon 4s Gen 2モバイルプラットフォームは、5G技術をより多くの人々に届けるための大きな一歩です。最先端の技術により、手頃な価格と信頼性のバランスを取り、強力な性能と終日持続するバッテリー寿命、統合AI、そして広範な5Gアクセスを提供します。」
つまり、5G技術を本当の意味で「大衆化」することを目指しているんですね。
実際のスマホはいつ出るの?
残念ながら、具体的にどのメーカーがいつ発売するかはまだわかりません。ただ、Qualcommは既にスマホメーカーにこのチップを送っているはずなので、早ければ年内には登場する可能性が高そうです。
これって本当にすごいの?
率直に言って、これは大きな一歩だと思います。5Gって、単に「通信が速い」だけじゃないんです。IoTやAR、自動運転など、未来の技術の基盤になる可能性を秘めています。それが、誰でも手の届く価格で利用できるようになるんです。
ただし、課題もあります。バッテリー消費が気になりますし、日本特有のサービス(おサイフケータイとか)への対応はどうなるのか…。これらの点は、実際に製品が出てから確認する必要がありそうです。
まとめ
Snapdragon 4s Gen 2の登場で、スマホ市場が大きく変わる可能性があります。特に新興国市場では、一気に5G普及が進むかもしれません。
日本市場でも、格安スマホの新たな選択肢として注目されそうです。ただ、日本の通信事情や独自サービスとの相性など、まだ不透明な部分もあります。
今後、この新チップを搭載したスマホがどのように展開されていくのか、私たちスマガジェ編集部でも注目していきます。新しい情報が入り次第、またお伝えしますね。